7月某日、再びサンワで有志をつのり、ボランティア活動をしてきました。
場所は前回の石巻につづいて、今回は気仙沼の大島です。 大島は橋などで本土とつながっていない為、震災後しばらく本土との交通手段を失い、孤立した地域でもあります。
◆7月某日現地入り
我々が宮城県気仙沼市へ現地入りし市街地で車を走らせていると目に入ってくる景色は通常と あまり変わらない様子でした。
しかし徐々に海沿いに近づくにつれ、風景が変わってきました。 津波の被害を受けた家が次第に増えていき、一階部分が無くなった家や無残に打ち上げられた漁船などが目につくようになりました。 そして一番衝撃的だったのは臭いです。前回は時期が4月末だったのに対し、今回は7月下旬。 周辺にはマスクでもガードできないほどの強烈な腐敗臭が漂っていました。 合わせておびただしい数のハエがいて、車外に出ようとドアを開けたとたん何匹ものハエが車内に入ってきました。 |
そこには想像を絶する光景が広がっていました。
◆ボランティア活動開始!
まず、フェリーで大島に渡り、地元の方のお話を聞きました。実際に震災で家や家族を失ったこと、数日間島から出られなくなったことなど、、、
その後、現地では津波の被害を受けた家屋のがれきの撤去作業を行いました。
がれきの仕分け作業や分別したがれきをトラックに積み込み、ゴミ捨て場まで行って、がれきを下す作業をしました。 以前と違い今回は真夏。炎天下のもと熱中症やケガなどに気を付けながら、大量の汗をかきつつ作業をしました。
サンワの有志の8人と現地のボランティアの方の合計13人で作業をしましたが、丸一日かけて出来たのは家屋1から2軒でした。 もとは人々が生活していた家具や洋服などをみて、心が空虚になりました。
我々がフェリーで大島を離れる時、現地ボランティアの方々がわざわざ見送りに来てくださいました。 ボランティア活動を通して現地の人と交流し、わずかながらも復興支援に協力できたことは非常に貴重な体験でした。
やはり、ニュースなどを聞いているだけでは現地の事はわからないもの。 実際に自分の目で、鼻で、耳で、肌で感じてみなければわからない事がたくさんあります。 サンワでは今後も被災地へのボランティア参加を計画しております。
引き続き、復興支援の少しでも助けとなるよう活動していきたいと思います。