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宮城県石巻市 災害復興ボランティア参加

2011.05.01

4月29、30、5月1日の三連休で弊社有志を募り、宮城県石巻市の災害復興のための ボランティア活動に参加しました。

 弊社では3月11日の東日本大震災後、被災地に向けて何か出来ることはないかと 支援の輪活動を立ち上げ、多数の企業様のご支援もあり、たくさんの救援物資を被災地へ送り続けてきました。 しかしそうした活動を続けていくうちに、支援物資を送るだけで良いのか、何か他のことが出来るのでは 無いかという思いが高まってきました。 そうした結果、実際に被災地に赴き、被災地の支援を行いたいという思いに変わりました。

そして4月の29日から3日間 実際に被災地赴き災害復興のためのボランティア活動を行うに至りました。

 現地では、津波で被害の受けたとある保健センターで周辺の土砂やガレキの撤去等を行いました。 建物には津波の傷跡がまざまざと刻まれており、自分たちがいる場所がまぎれもない被災地なのだという実感を突き付けられました。

 ボランティア活動の空き時間に津波で大きな被害を受けた海沿い石巻市街地へ行きました。 そこにはおびただしい数のがれきの山と廃墟が横たわっていて筆舌に尽くしがたい惨状がありました。 また何かの腐敗臭と思われる臭いが漂っており、写真やテレビでは伝わらない生の現状を感じることができました。 同時にあまりの惨状にこの震災がもたらした被害の大きさと、我々人間の小ささを実感させられました。

 そんな中でも現地の人々は生活を営んでおり、廃墟の中を車や人が行きかう様は何とも言えない非現実感を与えるものでした。

 この震災の被害をこの目で見た後、とてつもない無力感と私たちがしていることがはたして復興の役に立っているのか、、、 という考えにとらわれました。

 しかし、ボランティア活動を行いながら 実際に家族や友人を津波で失った人や住む家を奪われた人など現地の方々の生の声を聞くことが出来ました。

 私たちの活動により、建物や周辺が序々にきれいになっていく中で、 現地の人からの感謝の言葉を聞いた時、私たちの中で何とも言えない充足感と達成感が沸き起こりました。

 私たちの活動は確実に災害復興の一助となっていることを感じることが出来、 ボランティア活動をして本当に良かったと思うことが出来ました。

 また弊社ではボランティア活動の合間で小学校など各避難所を回り、 子供たちに文房具や遊び道具を配って回りました。 ダンボールに入った文房具や遊び道具をもっていくと 子供たちが好奇心旺盛に集まってきて、笑顔でオモチャなどを持って行きました。 被災地ではたくさんの悲劇や涙がありましたが、 災害復興にはやはりこうした笑顔が必要なのだと思いました。

 実際に現地の被害を目にし、この震災の復興には年単位の年月がかかることは容易に想像出来ました。 その中でも私たちの活動が決して無駄ではないことを祈りつつ、 サンワでは今後も何らかの形で復興支援を行っていきたいと思います。