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SPECIAL TALK

社長と人事が語る

sanwaのビジョン

受け継いだ“ものづくりのDNA”に思いを乗せて。

子どもたちの未来を支える事業を展開する三和製作所の「今」と「未来」を、

代表取締役の小林と人事担当の石井が語ります!

代表取締役 小林 広樹

先代の遺志を継ぎ、25歳で三和製作所の代表に就任。当初は一人でカタログを制作し、車1つで全国の市町村へカタログを配り歩いた。医療福祉・防災防犯用品、学校教材等の開発・普及を使命とし、一緒に働く仲間と共に、社会に対して熱い思いを持つ。

人事 石井 尚美

2014年入社。就職活動で他社からも内定を得る中、チャレンジできる環境を選び、三和製作所に入社した。小林に負けないほど三和製作所には強い思いを持っており、今では入社後に配属された経理の枠を超え、人事採用や財務を担い、当社の核として活躍中。

sanwaのDNA

「何かひとの役には立てないか?」25歳で見つけた思い。

石井

三和製作所は、もともとビニールハウスを作る会社だったんですよね?

小林

そう。温室の研究をしていた先代から製造部門を引き継いで、1978年に設立されたのが三和製作所で。最初はビニールハウスを作るノウハウを活かして、医療機関や学校の保健室で使われる衝立を作りはじめたんだ。

石井

どのタイミングで、社長は三和製作所に加わったんですか?

小林

2005年。それまでは三和商事というグループ会社で学校を廻る営業マンをやっていたけど、先代である父が亡くなり、25歳という年齢で三和製作所の代表になった。人生、本当に何が起きるかわからないね。

石井

もう、本当に大きなチャレンジでしたね。

小林

やるしかない状況だったし、それならいっそ前向きにチャレンジしよう!と思ってた。その後、2006年には『医療福祉総合カタログ』を2万部作って、全国の会社や役所などにひたすら懸命に届ける日々だった。5~6年はかかったな。

石井

今の三和製作所には多くの頼れる仲間たちが集まっています。今の状況を当時、想像できていましたか?

小林

実はね!イメージはできていたんだ。一人で全国を回っていた時は、節約するために宿は車中泊で、休日は各地域の図書館にいることが多くて。そんなとき、会社の未来を考えて「こういう事業には、こういう仕事ができてくるだろう!すると、社員はこのくらい必要だな~!」と具体的に思い描いて書き残していたとおりに、今、なっている。

石井

思い描くことが大事なんですね!

小林

そう。まずは強く「思う」ことが大事。そこから「考え」が生まれて、考えを「行動」に起こすことで「結果」が出る。結果の積み重ねで「未来」が作られていくものだから。

石井

なるほど。そうした思いや考えを、社長はよく社員に共有してくれますよね。

小林

きれいごとを抜きに、経営者の力は微々たるものだから。社員の力がなければ、会社は絶対に大きくならない。僕も事業を立ち上げた頃は現場を回り、商品を作り、伝票も書いた。現場の大切さをいつも感じているからこそ、みんなには同じ思いを共有していたいんだ。

石井

経営理念の「何かひとの役には立てないか?」を体現する社員たちが多いからこそ、三和製作所は成り立っていますよね。職種や雇用形態に関係なく、「関わるひとの役に立ちたい」という思いをみんなが持っていると感じます。

小林

嬉しいね。全国をまわる生活がず~っと続いていた頃、やっぱり苦しいときはあったけど、「なぜ、この生活を続けられているのだろう?」と振り返ってみると、やっぱり「ひとの役に立ち、喜んでもらいたい」思いが原動力だった。経営理念は、心から湧き出た言葉なんだ。

石井

心からの言葉だからこそ、同じ思いをもつ人を引き寄せるのかもしれませんね。

小林

縁あって出会ってくれた社員と一緒になって事業を盛り上げていくことが心から楽しいと思うし、そんな社員たちの人生を豊かにしていくことにやりがいを感じているよ。

教育・福祉現場の今後

変化する教育現場で、子どもたちの未来を支える。

石井

三和製作所を体現する事業は、やはり“教育”ですよね。

小林

先生方と同じ目線で製品を企画し、ものづくりを通じて一緒に「学校の現場」を支えていく仕事はやりがいが大きいし、企業としての社会貢献性がとても高い。

石井

国籍や性別、経済状況や障がいの有無などに関わらず多様な個性を認め、すべての子どもたちが対象となる“インクルーシブ教育”の支援は、今後も当社が注力する分野ですか?

小林

そうだね。例えば、なんらかの障がいを持ち、特別支援教育を受ける児童・生徒数は令和4年度で約60万人を数え、少子化の一方で増加傾向にある。その人たちの能力がもっと活かされ、キラキラ輝くような社会になっていけば、日本はもっと多面的に豊かな国になると思う。

石井

特別支援教育の必要性が高まる中、教材は具体的にどのように力になれますか?

小林

例えば、距離感をつかむのが苦手で、人と話すときにわずか15センチぐらいの至近距離で話してしまうなど、生活での日常動作が難しい子もいる。そうした子どもには、相手との距離や自分の立ち位置を実践や視覚で学べる教材が役に立つ。子どもたちの特性や成長過程に適した教材であることが大事だね。

石井

障がいを持つ子どもたちの自立支援は、日本社会の重要な課題です。

小林

障がいを持つ子どもたちやご家族にとって学校を出た後どうするかの選択肢は、現状多いとは言えない。そうした状況を、行政・学校・民間企業・地域社会が協力して改善していくべきだと思う。三和製作所は、「ものづくり」を通じて変えていきたい。

sanwaのビジョン

多職種連携で、付加価値の高い“ものづくり”を。

石井

お客様のニーズに応える“ものづくり”を、今後はどう発展させていきますか?

小林

そうだね。まずは「労働集約型の低賃金でいかに人を使うか」という世の中のレースから飛び出す。そして、お客様の望む製品を「小ロット多品種で、無駄なく捨てることなく」作る。ものづくりで付加価値を生み出したい。あたらしい付加価値によって新規販路を開拓できれば、より多くのひとの役に立てるし、日本のものづくりを盛り上げていく一つの動きにもなると思う。

石井

ものづくりを活性化する環境が当社にはありますね。本部オフィスの5階は、まさに三和製作所の姿勢を体現している構造です。営業・企画・総務などさまざまな部署が集まり、物理的な壁が無くて。だから、部署の垣根を越えて柔軟にコミュニケーションがとれますし、新たなアイデアが出やすい環境で気に入っています。

小林

そうみんなが思ってくれるなら、嬉しいね。三和製作所の強みは、社内で“一気通貫”でものづくりができること。営業がお客様のニーズをヒアリングし、プランナーがニーズをもとに企画を立て、設計担当やエンジニア、工場スタッフが製造し、デザイナーたちがカタログを作り、物流マンが製品を発送する。各職種がいつも社内で連携しているし、幅広い経験やスキルを得たい人には良い環境だと思う。

石井

連携といえば、入社後の研修も好評ですよ。配属部署とは別セクションでの仕事を数日間経験しながら「この商品をあのお客様が買われたんだな」「ああやって作られた製品がカタログに載るんだな」と具体的にイメージをつかむことで、現場の温度感を知りつつ、配属後には各部署とスムーズに連携して仕事を進められています。

小林

“三和製作所らしさ”を感じられていいですね!実際の業務でも、普段は受注処理をしている業務スタッフが展示会の案内に立ってみたり、営業未経験のデザイナーが営業と一緒に現場に出かけてお客様と話してみたりと、職種を越えた連携が日常的だし、成長意欲のある方は仕事の面白さを感じられると思う。

若手社員や求職者に期待すること

誰かの喜ぶ顔を思い、チームで前進しよう!

石井

新入社員や若手社員には、どんなことを期待していますか?人事目線では、一人ひとりが「やってみたいこと」を大切に、前向きな気持ちで取り組むことで成長速度も楽しさも倍増すると思っています。社長はいかがですか?

小林

その人らしく、自分が輝けるように三和製作所での時間を過ごしてほしいと思う。経営目線でお話しすると、楽しそうに仕事をしている社員が多いほど利益って上がっていくものなんだ。そして、得た利益は賃金として社員に還元できる。社員にも会社にも良いサイクルが生まれるね。

石井

「どんな人が三和製作所にフィットするのだろう?」と考えると、オープンマインドでいることが大切だと思います。実際、社内の誰かが何かに取り組んでいたら、つい気になって様子を見に行く社員が多いですよね。相手に興味を持って行動できる人は、すぐになじめると思います。

小林

だからこそ、三和製作所での仕事をおもしろがって楽しめる人に入社してほしいですね。まずは自分を理解し、そして会社を理解して、自分らしく仕事に取り組んでくれればなと。

石井

最後にメッセージを。当社には「誰かの喜びが嬉しい」と思う仲間が多く集まっています。時に大変なこともありますが、そんな時に「なぜ、この仕事を続けられるのか?」と考えると、その先の「喜ぶ顔」を想像するから。子どもたちを中心に必ず「誰か」の役に立つ商品を扱う三和製作所では、どの役割を担っても自分の仕事を誇りに思いながら、日々を頑張る原動力になります。

「得意なこと」「不得意なこと」の両方を手に、チームで仲間と補い合いながら、誇りを持てる仕事を一緒に取り組んでいきましょう!

小林

当社の事業には、流行り廃りがありません。だからこそ、腰を据えて長く働きたいと考える方を仲間に迎えられたら嬉しいです。入社当初は知識がなくとも、未来を担う子どもたちの成長や健康を願い、考えて行動できる人ならば存分に活躍できます。

教育を支える事業に日々携わることで、きっと「すごくあたたかな思い」が心に宿るはずです。もしかしたら、あなたにとって“一生もの”の魅力的な仕事かもしれません。三和製作所の事業や思いに心が動いた方は、ぜひご応募ください。